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zoom RSS  忖度(そんたく)とはなんだ! 

<<   作成日時 : 2017/04/19 16:52   >>

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  4月18日(火)、私の所属している連合千葉議員団会議の研修会に参加した。テーマは以下の三点であった。
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  1.「働き方改革実行計画」における時間外労働の上限規制について
                                       (連合本部)
  2.「固定電話」の今後について (情報労連)
  3.地方自治を取り巻く情勢と課題 
              (東京大学大学院法学政治学研究科教授 金井 利之)


  この中で、3.地方自治を取り巻く情勢と課題では、東大の宮内先生は「森友学園問題」における「忖度」という言葉を一つ題材として、日本の政治・行政システムが戦前・戦後のスタイルに戻り、再強化されている。政治に関して疑惑が浮上しやすく、且つ政治改革・改善につながらない悪い流れになっている。地方自治も同じであり、忖度システムの諸問題について、講演の主たるテーマとして話された。大変に興味深く、聞くことができた。一億二千万人、全ての国民が忖度システムの中にいる。
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                東京大学  金井教授

   <主な講演内容>
  日本の政治・行政システムの体質が、@疑惑が浮上しやすい。A疑惑が浮上しても、真相は有耶無耶の中で消え去る。B疑惑は政局的思惑によって利用しやすい。C疑惑は政治・行政システムの改革・改善に繋がらない。戦前・戦後を通じて培われてきた日本的政治行政システムが再強化されつつある。安部政権はこうした体質を「取り戻す」ことに成功した。

  忖度とは、相手の心を推し量る(+行動する)心を寸(はか)る、度(はか)る。斟酌、推量、予期、気遣い、気を利かす、思いやり、寄り添う、推察、配慮、・・・・
相手のことを考えて行動すること自体は、日本特有の現象ではないし、それ自体が問題になるとは限らない。

政治家:有権者や国民・住民から具体的に言われなくても、国民・住民のことを考える=代表
行政職員:政治家・住民から具体的に言われなくても・・・
部 下:上司から具体的に言われなくても・・・
自治体:国から具体的に言われなくても・・・

忖度と権力関係は具体的な指示がなくても動いている。

忖度システムは、構造的な権力関係の場を前提とする。

政治主導とは権力者(政治家)の主導で動くこと、権力構造が忖度を生み、忖度が権力構造を生む、忖度システムの循環が成立している。

忖度システムは@不公平性 A責任の不明確性などを生んでいる。
忖度システムは権力構造を前提にしているので、権力の弱い当事者に必ず、しわ寄せがくる。

権力の集中が進んでいる。(小選挙区制、地方創生など権力が集中する典型的な例)
忖度システムへの処方箋は @説明責任(アカウンタビリティ)体制の確立、A権力の分散論 B結果公平論(教育の政治的中立性の必要など)

  自治体は国との対外関係においても、内部的にも、忖度システムのもとにある。
@自治体自身の説明責任体制(記録体制の構築) A権力の分散 B結果公平(地方交付税)
地方自治体の各級議員も忖度システムの中にいることを十分自覚し、肝に銘じて活動してほしい。

 忖度(そんたく)、あらためて権力の集中が進む中で、政治が動いていることを再認識した。
 

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