我孫子市議会議員 印南宏のブログ

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<<   作成日時 : 2008/01/22 18:34   >>

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〜根戸城址での墓地開発について〜

柏市との市境に位置する根戸城址付近にて、今、墓地開発が行われようとして
います。この土地は平成16年11月16日、サッカーグランドとして農地転用され
た土地であります。そして、その直後に墓地の開発が申請されるという、いわく
因縁のある土地でもあります。それを受けた農業委員会は平成17年4月26日、
「サッカーグラウンドとして継続使用することの申し入れ」を強く文書で通知を
したことは言うまでもありません。

また、今年9月の決算委員会の答弁で明らかになったように、18年度も継続的
に墓地としての開発について、問い合わせが頻繁にされていた事実も明らかに
なりました。そもそも墓地にするための農地転用だったのではないかという強
い疑念が残っています。農業委員会の申し入れが今日まで、全く無視されてい
ることも大きな問題だと私は思っています。

一方、我孫子市は今年7月、手賀沼のほとりにある文化・歴史・自然環境に関わ
る地区をネットワーク化し、多くの市民が我孫子の豊かさを実感できる空間を
つくり、そして我孫子の魅力を向上させる計画として「手賀沼文化拠点整備計画」を
策定しました。この計画では、根戸城址を中心に歴史公園として整備することに
なっています。我孫子市の「緑の基本計画」でも同様な位置づけをされており
交流の促進や地域活性化に寄与する地区として重要な位置づけを持った地区
となっています。

このような状況の中で、市は墓地の開発を単純に認めるのではなく、如何にし
てこの地区を保全していくのかを第一に考え、知恵を絞り、様々な手段を講じな
がら、まちづくりを進めていく必要があると私は思っています。
この墓地開発は根戸城址周辺の保全もさることながら、農地転用の問題や取り
付け道路の確保、埋蔵文化財の発掘調査、厚生労働省のガイドラインによる土地
所有の問題など、まだ不確かな部分や調整をしなければならない課題が多く残っ
ています。現時点で事前協議を終えられる段階ではないと私は考えます。

また、既に周辺住民の方や手賀沼トラスト・我孫子の文化を守る会、我孫子の
景観を育てる会などからも市へ要望書が出され、12月議会では請願、陳情も
提出されています。内外の市民の関心も極めて高くなっている墓地問題です。

厚生労働省のガイドラインでは、墓地経営の許可について「許可しないことが
できる」のであって、行政の広範囲な裁量に委ねられるとされています。いわゆ
る開発行為のような「許可しなければならない」とは異なることを市は十分に考
慮しながら、行政指導に当たるべきと考えます。繰り返しますが農地転用問題、
取り付け道路、土地所有の問題など、行政の広範囲な裁量の範疇に入る問題
も多くあります。このような問題がある中で、仮にこの墓地計画を現段階で許可
すればそれは、我孫子市として墓地開発を誘導したことにつながると考えます。
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慎重が故にも慎重を期して事前審査を行うことを強く要望するものであります。

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